プロジェクトプロファイル:
NATOの防衛イノベーションアクセラレーター(DIANA)
話題となっている最先端の新しいロンドンハブの内部
2024年10月31日
5 minutes
ロイターによる世界ランキングで革新的な大学のトップ10に選ばれているインペリアル・カレッジ・ロンドンには、学界、産業、政府が集まっています。したがって、NATOの北大西洋防衛イノベーションアクセラレーター(DIANA)と英国の国防安全保障アクセラレーター(DASA)にふさわしい場所です。DIANAのウェブサイトには、同機関は「きわめて重要な防衛とセキュリティの課題を解決するための深いテクノロジーを開発するリソース、ネットワーク、およびガイダンスを企業に提供する」と書かれています。
この組織は、アライアンス全体のイノベーター、投資家、業界パートナー間の関係を構築しています。この作業はすべて、バイオテクノロジー、極超音速、宇宙、新素材と製造、エネルギーと推進力という、9つの重要な新興の破壊的技術をサポートしています。
大規模な目標を持つイノベーションアクセラレーターには、それに見合った本部が必要でした。
卓越性とイノベーションへのコミットメントをデザインに反映
クリエイティブなオフィスデザイン、オフィス内装、家具ソリューション、ワークプレイスコンサルティングを提供するブリストルを拠点とするスタジオConcept4は、MillerKnollと提携して、ロンドンのホワイトシティにあるインペリアル・カレッジのキャンパスにDIANAの新しい本部をデザインしました。スペースは10階にあり、1,109平方メートルの広さがあります。
プロジェクトの主要な柱は以下のとおりです。
革新的でダイナミックな職場環境の醸成
チームワークとアイデアの共有を促進するオープンで柔軟なスペースを通じて、コラボレーションの機会を強化
優秀な人材の獲得と維持
職場のウェルビーイングをサポート
組織の価値観、ビジョン、卓越性とイノベーションへのコミットメントを反映するスペースを作成することにより、組織のブランド文化を具体化
これらの目標を達成するには、最先端の施設が必要でした。
コラボレーションとプライバシーのバランスを取る
アクセラレーターの組織はフロアの半分を占めており、プログラムを監督するNATOがもう半分を使用しています。アクセラレーター側では、コラボレーションが鍵となりました。
プロジェクトのリードデザイナーであるConcept4のNaomi Ripley氏は「私たちが希望していたのは、人々が集まってアイデアを共有し、お互いにつながることができるうえ、自分のデスクから離れて集中する場所としても使用できるエリアです」と述べています。
チームはHerman MillerのOE1 Huddleテーブルを選び、同ブランドのSetuチェアと組み合わせて空間を作りました。近くのNaughtOneのHueシーティングを使うことで、オープンオフィス環境で素早いコラボレーションが実現します。どのエリアも柔軟性を高め、外部企業による訪問に対応できるようにする必要があります。これには、Herman MillerのEverywhereテーブルを備えた33席の役員室が含まれています。この役員室は簡単に構成し直すことが可能で、トレーニングルームとして機能したり、大規模なミーティングを開催したり、特定のプロジェクトの一時的なホームベースとして使用したりできます。
NATO側とDIANAマネージングディレクターの事務所には、ある程度のセキュリティが必要です。「さらに、エストニア大統領のような重要な人物を迎える場合は、快適で良い結果を導くような空間が必要です」とRipley氏は述べています。
Concept4は、マネージングディレクターのスペースに、機能とスタイルの両方を考慮してHerman MillerのAeronチェアと、NaughtOneの高さ調節が可能なデスクとVivチェアを選びました。また、部屋には革張りのMuutoのOutlineソファが置かれており、周囲にスムーズに溶け込み、Ripley氏の言葉を借りれば「美的魅力と快適さ」を提供する、独特で洗練された光景を生み出しています。
集団の力
Concept4のプロジェクトディレクターであるAndrew Woods氏は、パートナーシップの主な動機として、MillerKnollの持続可能性への取り組み、人間工学に基づいたデザインに関する専門知識、カスタマイズオプションを挙げました。「MillerKnollは、ダイナミックでコラボレーションがしやすく魅力的な職場環境づくりというクライアントの目標に完全に合っていました。」
Concept4は、Herman Miller、NaughtOne、Muuto、Colebrook Bosson Saundersの製品を指定し、これらの製品の幅広さを活用しました。
「これによってすべてがとても簡単になりました。連絡窓口が1つで済み、実に幅広い製品を利用できました」と、Woods氏は述べています。
チームは、Herman Millerの人間工学に基づくシーティング(Cosm、Setu、Mirra 2、Aeronチェア)、NaughtOneのラウンジシーティング(Alwaysラウンジチェア、Hushソファ、Everソファ)、Muuto(Around、Muuto Workshop)およびNaughtOne(Morseテーブルシステム)のテーブルを選びました。また、外観を完成させるためにMaharamテキスタイルも選びました。
Ripley氏は「革新的なデザイン要素と人間工学に基づいた家具のシームレスな統合に関して、これまでのところ非常に肯定的なフィードバックを受けています。クライアントによると、職場全体の士気が大幅に向上したそうです」と述べています。
評価が非常に高いため、ロンドンハブのデザインは、MillerKnollブランドの家具も含めて、ハリファックス(カナダ)とタリン(エストニア)に今後置かれるDIANAの2つの事務所のテンプレートとして役立ちます。
3つのまとめポイント
マルチタレントのデザインスタジオであるConcept4は、ロンドンのNATO北大西洋防衛イノベーションアクセラレーター(DIANA)に関してMillerKnollと提携しました。
このプロジェクトでは、コラボレーションを促進し、優秀な人材を引き付けて維持し、ウェルビーイングを育むことのできる最先端の施設が求められていました。
MillerKnollの幅広い製品、持続可能性と人間工学への取り組み、カスタマイズオプションが、プロジェクトを成功に導きました。
使用製品
このプロジェクト内のデザインを詳しくご覧ください。
NaughtOneのMorseテーブルシステム
広々とした表面、柔軟な構成、便利なドットダッシュのアクセサリーのコレクションを備えているため、ニーズに迅速に応え、課題に対応します。
ハーマンミラーのアーロンチェア
最先端の調整機能を備えたアーロンは、人間工学と快適性の融合におけるゴールドスタンダードとなっています。
MuutoのWorkshopコーヒーテーブル
このテーブルは、伝統的なマテリアルと職人技に重点を置いています。テーブルトップと脚がシームレスに統合されたディテールは、スカンジナビアの洗練されたデザイン言語を反映しています。
NaughtOneのEverソファ
座り心地が良く、親しみやすいNaughtOneのEverチェア/ソファのシリーズでは、Alwaysファミリーなどの他の家具とも調和するさまざまなファブリックと仕上げをご用意しています
Herman MillerのCosmチェア
前に座っていた人、自分が座る時間、作業の内容にかかわらず、Cosmによって仕事をする場所が瞬時に快適になります。
MuutoのOutlineソファ
Outlineは、1960年代のクラシックなスカンジナビアデザインのソファに新しい視点を加え、シンプルさと機能性の理想を見事に融合させました。
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